2009年01月14日
Dvorak式
キーボードって無くなる日は来るんでしょうか。 タイプライターの時代から100年くらい、ずっとあの形あの配列な訳ですが・・・。
手書き入力がキーボード入力に取って代わることはないように思います。 手書きよりキーボードでの入力の方が断然速いですから。
変わるとしたら音声入力でしょうか。 認識誤差が限りなく0に近づけば普及するかもしれません。 入力してる内容が周りに筒抜けってのがネックですが・・・。
究極には脳の信号を直接キャッチして入力するようになるんでしょう。きっと。 そんな時代が来た暁にはそもそもPC何てもつ必要が無くなるかもしれません。 脳を直接ネットワークにつないじゃえばいいんですから。 攻殻機動隊みたいに。
と、いうわけで(?)キーボードの配列をDvorakにしてみよう計画です。
興味のある方は続きへどうぞ
まず、Dvorakとは何か、について。
QWERTY配列と比べて上段と下段の使用頻度が低く、指を上下に動かす必要が余り無い。また、母音が左手に集中しており、右、左とリズミカルな打鍵をする事ができる。これらのことからQWERTY配列に比べ、高速かつ効率的な入力が可能とされる。このことは、タイプする速さの世界記録がこの配列で樹立されたことからもわかる。また、QWERTY配列に比べ指の移動距離が圧倒的に短いため、腱鞘炎などの予防にも効果的とされる。 キーがDVORAKという順に並んでいるという揶揄や誤解が時折見られるが、配列図を見れば分かるように誤りである。要するにQwertyより打ちやすいキーボード配列って訳です。
(Wikipedia "Dvorak配列" より)
キー配列の変更ですが、X Window Systemを使ってるLinux系のOSなら、簡単に変更できます。
$ setxkbmap dvorak
元に戻すときはこのコマンド。 Dvorak配列の状態で撃つことになるので注意しましょう。
$ setxkbmap jp
とりあえずこれでDvorakで入力はできるんですが、せっかくだからキーボードも合わせちゃいましょう。
昔使ってたDellのInspiron630m。
これのキートップを入れ替えます。
まねする方は自己責任でお願いしますね。
まぁ、壊れることは滅多にないと思いますが。
とりあえず全部外す。 左上→右上の順に上側に引っ張ると簡単にとれます(順番は逆でも可)。 カーソルキーとひらがな・カタカナキーは付き方が-90度回転してるので、左上→左下の順で外します。 ファンクションキーとかは外さなくてもいいけど掃除のためについでに。 スペースとかエンターとか大きめのキーを外すと、ガイド(キーを安定させるために付いてる)をはめ直すのに苦労するので放置。 じっさいうっかりエンターを外したときははめ直すのに30分くらいかかりました。
小さくてよくわからないかもだけど、全部取ったところ。
このままでも打てるっちゃうてる。
外したキートップたち。
なんか、どこかで見た風景・・・。
適当に掃除したらDvorak配列でキーをはめ直す。 上からかぶせるようにすると簡単にはまります。
と、いうわけで即席Dvorakキーボードが完成。
母音が全部左側にあるから打ちやすいのです。
早速打って(といってもまだ配列を覚えてないので適当に)みたものの・・・。
キーが、干渉してる・・・。
理由はわかりませんが、Inspiron630mのキーボードは、"F"と"J"のみ、少し下側に台座部分がはまるようになっているようです (台座部分自体が少し下に下がっているので、はめたときには他のキーと同じ位置にあるように見える)。 これじゃ使い物にならない・・・。
どうしようもないので元に戻しました:-p。
今回の失敗点は次の三つ。
- キーの干渉
- 目印(FとJについてる突起)が無くなる
- 日本語キーボードじゃ無理(使わないキー・使うのに存在しないキーがある)
解決策としては次の三つ。
- キー配列はQwertyのままでがんばる
- 無刻印の英字配列キーボードにDvorak配列で文字を書き込む
- 素直にDvorakキーボードを買う
ああ、でもそもそも日本語キーボードじゃダメなんだった・・・。 VAIOの方のレジストリ書き替えてDvorakにしてみるか・・・。