2009年02月15日
64ビットOSの欠点
とりあえず、Windowsに限った話ですが。
ずいぶんと前から存在している64ビットOSですが、なかなか普及しそうな気配がありません。 64ビットOS自体には全く欠点はないでしょう。 32ビットOSの(ビット長でいえば)2倍のメモリ空間を使えるというのは、非常に大きな利点に違いありません。
じゃあ何で普及しないのか、っていうと、対応してるソフトがあまり無いからではないでしょうか。 64ビットOSの登場時から比べるとだいぶ増えてきてはいますが、まだまだ32ビット専用(≒64ビットに最適化されていない)ものがほとんどです。 まぁでも、Windowsjの場合、いわゆるアプリケーションソフトであればOS側で32ビットOS互換で動かしてくれるので、特に問題はありません。 たまにうんともすんとも言わないソフトがありますが、たいていは問題なく動きます。
一番の問題はドライバでしょう。 これはどうしようもありません。 メーカーが64ビットOS対応のドライバを出してくれないと"認識すれども機能せず"な状態に陥ります。 非常に悔しい。 ハードウェアメーカーさんは、取りあえず32ビット・64ビットの両方に対して、対応するドライバを出していただきたい。 Windowsも32ビット版が出るのは7で最後らしいですし。
何でこんなこと書いたかというと、まさにそのハードウェアが使えない状況に陥ったからなんであります。
事の発端は「ネット環境を無線化しよう」と思い立ったこと。 秋葉原を通過する用事があったので、ついでに無線ルーターを買ってきたわけです。 が、これがそもそもの間違いの始まりだった・・・。
ここに来て、本文は続きから。 長いよ。
今回買ってきたのはBUFFALOのWZR2-G300N/P。
Faithで購入。
\11,980也。
えー、この時点ですでに間違ってます。
まずBUFFALOから出てる無線ルーターには、電波強度で分けて3段階のレベルがある(外装の箱より)のですが、なぜか一番強いのを買ってきました。
説明曰く、「1戸建て、大型マンション(80m2以上)の間取りにおすすめ」。
うち、ワンルームですよ?
まぁ、用事があって急いでたからしょうがないか。 使えない訳じゃないし、いいだろう。 11nにも対応してるからながーく使えるだろ。 なんて思ってたわけなんですよ。 が、しかし。
家に帰って箱を開けてみると、無線ルーター本体とは別に、なぜかPCカードが入ってる。
んん?と思って外装の箱を見ると、
CardBus用無線子機セット。
い、いらねぇ・・・
いまどきPCカード型の無線子機って使いますか? 最近のノートではほとんど無線は内蔵してるし。 これのおかげで購入価格が2000円アップしていたことが判明。 ちゃんと調べろよって話ですが。
気を取り直して無線ルーターを設定。 が、設定画面が表示されるのがひじょーーーーーに遅い。 ルーターの設定画面っていうと、たいていルーターに内蔵されたWebサーバーから、Webページとして表示されるんですが、この表示がめちゃくちゃ遅い。 認証してからメインページ開くのに5分くらいかかります。
のんびりゆっくりいらいらしながら何とか設定を完了。 ネットに接続したとたんに表示速度が速くなった。 なんで?
うちでは自前のWebサーバー兼ファイルサーバーが立っているので、ローカルネットワーク内でIPアドレスを固定する必要があるんです。 いままではルーター側でDHCPを手動で設定してたんですが、WZR2-G300N/Pでは手動設定ができない。 いや、接続するPC側でIPアドレスを固定すればいい話ではあるんですが、あまりスマートじゃないなぁ・・・。 取りあえず使えるからよしとしましょう。
さて、問題の無線子機。 にしても何でPCカード子機同梱のやつを買ってきたんだろう。 せめてUSBタイプなら・・・。 メインで使ってる自作デスクトップマシンにはPCカードスロットがついてないので、ひとまず古いデスクトップマシンで動作確認。 スロットにさして、ドライバを入れると問題なく動作。 ルーターが強力(であることが関係あるかはわかりませんが)なおかげで、ストリーミング映像なんかもスムーズに再生できます。
ここでちょっとひらめいた。 「メインのデスクトップマシンも無線化すれば、ケーブルが少なくなってすっきりするんじゃないか」と。 いまの部屋のばあい、デスクの反対側に電話線が来てるので、モジュラーケーブルで部屋を半周してからモデムにつなぐ必要があったんですね。 デスクトップマシンを無線化してしまえばそんな手間もいらず、配線が非常にシンプルになります。 なによりルーターその他がデスクの下でほこりまみれにならずに済むし。
と、いうわけでAmazonでPCカードアダプターボードを購入。
玄人志向で、\3,480也。
PCIスロットに挿してデスクトップPCでPCカードを使えるようにするカードです。
早速メインマシンに装着。 試しにPCカード型のコンパクトフラッシュリーダーを使ってみると、ちゃんと認識。 いままで幾度となく相性問題に泣いてきたので、ちょっとヒヤヒヤだったんですが、問題なさそう。
さて、問題の無線子機ですが・・・。 結果は、何となく、わかりますよね。 ここで64ビットOSの欠点が出てくるわけですよ。 そもそも、子機が64ビットに対応してない、と。
ハードウェアとして認識はされます。
PCカードアダプターボードは正常に動作しているので、まぁ、当然。
が、ドライバが対応してないんですよね・・・。
ドライバのインストールはできるものの、ドライバ側から無線子機を認識してくれない。
このあと一歩感がなんとも。
ちなみに、今回買った無線ルーターが、ヨドバシでは同じ値段で、かつポイント20%付きで売られているのを発見。 20%っていうと、2400円くらい?
今回の無駄な出費まとめ。
余計なPCカード子機 | 2000円 |
余計なPCカードアダプターボード | 3480円 |
ヨドバシで買えば入るはずだったポイント | 2400円 |
いろんな労力 | Priceless |
計 | 7880円 |
・・・。
みなさん。 ものを買うときは、特に高いものを買うときは事前にしっかり調べましょう。
いや、違うな。 BUFFALOさん。 64ビットOS対応のドライバ出してください。